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※徐々に更新していきます。暫定トップページです。
逆打ち歩き遍路 モデルコース
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徳島編
はじめに
今年は60年に一度の逆打ちの年。
そう聞いてお遍路に興味を持った方も多いかと思います。
しかしネットで逆打ちについて検索をしても出てくるのは旅行会社の逆打ちバスツアーばかりで具体的なことはあまり出てきません。
ならば自分で実際に歩いて情報をアップしよう、そう思いこのブログを立ち上げました。
逆打ちは年内に終わらせたい。でも40日以上も時間が取れない。
そういう方々も多いと思うので今回は歩きに公共交通機関の使用を組み合わせたハイブリッドスタイルでの紹介をメインにしていきます。
遍路に必要なもの、現地までの行き方、宿泊や野宿、ルートについてなど。
ブログ自体不慣れですが、手探りで更新して行きたいと思ってます。
逆打ち遍路 3日目 モデルコース
本日の行程
84番屋島寺→83番一宮寺→80番国分寺(およそ20km、6時間)
前日に屋島寺が間に合わなかった場合は朝一で行きましょう。
ホテルからは往復2時間程度かかります。
屋島のふもとの最寄り駅である潟元駅から琴電に乗って一宮寺まで直に向かうのも良いですが、ルートや日程の都合上今回は潟元から高松中心部の瓦町まで電車で移動し、そこからは徒歩でのルートで紹介します。
瓦町から一宮寺までは7km弱、2時間程度を見ておけば良いでしょう。
街中は遍路道の案内のシールが少なく見落としやすいので地図をこまめにチェックするよう気を付けましょう。
一宮寺からは、順番としては82番の根香寺を目指すべきではあるのですが、翌日のルートの都合上今回は先に80番の国分寺を打つことにします。
遍路地図にも一宮寺から国分寺への直接向かうルートも載っているので迷うことはないでしょう。
順打ちの場合でも、先に81、82を打った後に80→83と進む人も多いのです。
83番一宮寺から80番国分寺までは9kmほど。2時間半程度かかるでしょう。
ややアップダウンがあるので、気持ち時間に余裕を持って。
国分寺には、ここでしか売ってないオリジナルのお遍路グッズやお土産もあります。
見てて楽しいです。
国分寺を打ったらすぐ近くにJR国分駅があるのでそこから電車で高松まで戻って高松市内に宿を取るといいかと思います。
もちろん国分寺付近にも宿はあります。
翌日はJR鬼無駅まで電車移動してからのスタートとなります。
逆打ち遍路 2日目 モデルコース
本日の行程
87番長尾寺→86番志度寺→85番八栗寺→84番屋島寺 (およそ21km、6時間)
高松に宿を取った場合は琴電長尾線で長尾寺まで戻るもよし、志度線使って直に志度寺へ向かうもよし。
長尾寺から志度寺まではひたすら車道を歩くだけの道なのでショートカットしてしまっても良いとも思う。
長尾寺から志度寺までは約7km、車道沿いに進み途中ハリウッドぽい雰囲気のオレンジタウンを通過し2時間弱で志度寺へ到着。
志度寺から八栗寺までも7km弱、八栗寺は山の上なのでやや時間が多めにかかる。
坂道に差し掛かると至る所に山田家うどんの看板が。
ここは有名店なので、八栗寺を打ち終わった後にでも昼ごはんに立ち寄ると良い。
詳細は後述。
坂を登って行くと八栗ケーブルカー駅に着く。
ここでケーブルカー使うのも良いけれど、ここは歩いて行く方が面白い。
歩いても15~20分もあれば登れる。
道中に男はつらいよのロケ地になったらしい草餅のお店や、至れり尽くせりのお茶とスイーツと焼きたておかきのお接待をいただける仁庵さんがある。
また登った先にはお迎え大師があり、その名の通り歩いて登って来た人をお迎えしてくれる。
展望台になっていて素晴らしい眺望。
ケーブルカー使った場合はここまで逆走しない限りお目にかかれない。
歩いて登る場合はケーブルカー駅の方にひとことお願いすると荷物を預かってくれるので軽身で登れる。
八栗から下って再び山田家うどんの前まで戻ってきて、ここらでお昼時。
休憩を挟んだ後に次は屋島寺を目指す。
屋島寺も結構な山の上にあるので気合いを入れて行かないといけない。
屋島のふもとから1時間ちょっとかかるので、15時くらいまでに屋島の駅付近に辿り着けたなら間に合うが、それを過ぎてる場合は素直に翌日に回した方が良い。
屋島寺のふもとに屋島ロイヤルホテルがあり、値段も安くておすすめ。
当日に予約して3600円で泊まれた。
翌日はこのホテルに荷物を置き、朝から軽身で屋島寺を往復すると楽が出来る。
尚、このホテルから徒歩10分ほどで骨付鳥で有名な一鶴の屋島店がある、夕食におすすめ。
野宿派は屋島まで歩かずに、八栗寺周辺に野宿出来る場所が2ヶ所ほどあるのでそこで止めておくべき。
詳細は迷惑になるので例によって書かないので自身で調べてほしい。
屋島周辺は安心して野宿出来る場所がない。
今日のお遍路グルメ
山田家うどん
建物自体が登録有形文化財指定されている由緒正しきうどんやさん。
ぶっかけの元祖らしいが、そう言い張ってるお店を他にも数店知ってるので真偽は不明。
観光客向けのメニューでややお値段は張るが、美味しいし雰囲気も良いので一度は経験するべき。
暑い時期ならぶっかけ、冬場は温かいわかめうどんも美味しい。
焼きさば寿司も紫蘇が入っていてサッパリしていてとても美味。
丸亀名物、骨付鳥。
それを出すお店の中でも最も有名なお店一鶴。
それが先ほど紹介した屋島ロイヤルホテルから徒歩10分ほどのところにある。
骨付鳥とは、チキンのレッグをスパイスで味付けし焼き上げたもの。
これ以上ないほどにビールに合う。
ヒナと親の2種類あり、ヒナはやわらかい親は堅いけれど旨味があるとの違いがあるらしい。
逆打ち遍路 1日目 モデルコース
※※※注意事項※※※
歩き遍路をするためには、へんろみち保存協力会が出している地図が必須です。
順打ちの時になくてもなんとかなるさーって方を序盤では何人か見かけましたが、皆途中で買っていました。
順打ちでも地図がないと難しいので、逆打ちは案内が殆どないので難易度は順打ちの比ではありません。
また、宿の情報も載っていて、ルートの計画を練るにもとても便利です。
必ず事前に購入して行くようにしてください。
もしかしたら88番大窪寺でも販売しているかもしれませんが事前に用意するに越したことはないでしょう。
こちらから購入出来ます → へんろみち保存協力会
前回の記事
こちらからの続きとなります。
本日の行程
お昼頃に大窪寺へ到着し、最初の納経を済ませて、いよいよ逆打ちが始まる。
次の目的地は約13km(車道経由は16km)離れた87番長尾寺。
まずは前山ダムを目指して進む。
ここから前山ダム付近までのルートは大きく分けて2ルートあり、ひとつは山の中を通る遍路道、もう片方は車道にそってひたすら歩く道。
地図はおへんろ交流サロンより拝借。
山の中を通る遍路道はこの地図の④と⑤、車道経由は①。
②のルートもなかなか良いらしいけれど、自分で歩いたことがないので今回はパス。
大窪寺境内から山に入り女体山を越えて下りに入る④⑤のルートが山頂からの景色も良くて個人的にはおすすめしたいところ。
しかし山の中は迷いやすくアップダウンも結構激しいため、特にはじめての方は避けた方が良いかもしれない。
スマホを持っていて分岐で地図と見比べて位置を確認しながら進めるならば問題ないけれど。
対して車道ルートはひたすらアスファルトの道を歩くだけなので迷う心配がない。
しかも途中にコミュニティバスのバス停もあるので、どうしても疲れてしまったり急がなきゃいけなくなった場合に保険にもなる。
途中に大師の水という名水が汲めるのもこのルートの良いところ。
ただしひたすら車道を歩く(しかも案外通りが多い)のが苦痛だし景色も見えない。
そして距離も長い。
どちらも一長一短なので、経験や天候などにより選ぶと良いと思う。
①⑤のルートを選んだ場合はおへんろ交流サロンへ立ち寄り休憩し、前山ダムからは残り5kmほどで目的地長尾寺。
ここからはひたすら車道を進むだけなので地図さえ見て進めば迷う心配はない。
逆打ちの場合は基本的に矢印のシールは殆どないので、こまめに地図を確認しながら進むことを心がけたい。
今日はここまで。
長尾寺付近に数軒の宿があるのでそこを予約しておくか、琴電長尾線の駅がすぐ近くなのでそれを使い高松へ行きホテルを取るなりすると良い。
納経所は17時までしか開いていないので間に合うならお参りした後に納経してもらい、間に合わない場合は翌朝に。
野宿派の方は2kmほど手前に野宿が出来る公園があるのでそちらでテント張るなりすると良い(場所の詳細は近隣の方の迷惑となる可能性があるため伏せさせてもらいます、ご自身で調べれば簡単に出てくると思います)。
今日のお遍路グルメ
大窪寺門前の八十八庵さんの、打ち込みうどん。
白味噌ベースで野菜たっぷりの鍋焼きうどんでとても美味。
お昼ごはんに是非どうぞ。
尚、このお店近辺には柴犬が良く出没するので、柴好き歓喜。
逆打ちの始め方・現地までのアクセス
一般的に逆打ちのスタート地点は88番札所、大窪寺となります。
ここでは大窪寺までのアクセスについて紹介していきます。
大窪寺まではさぬき市のコミュニティバスを利用することになります。
JR志度駅から乗るのが分かりやすくて良いでしょう。
志度駅までは高松駅からJRで行きます。(琴電志度線でも行けます)
08:05-09:15
10:56-12:05
12:49-14:05
17:10-18:15
2016年6月現在では一日にこの4本があります。
料金は平日200円、休日500円の固定です。
僕の場合は夜行バスで高松駅に朝7時半頃に到着、それからJRで志度駅に9時頃着。
志度駅の目の前にガストがあるので、そちらで時間を潰して10:56のバスに乗りました。
12時過ぎに大窪寺に到着し、いよいよ逆打ち遍路のスタートです。